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『ブロンズの男』

 昔のハヤカワSFにはファンタジイだけでなく、ハヤカワNVに入りそうな冒険モノもありました(リアリティが薄いからSFに入れられたのでは…)。
 そんな中でかなりトンデモな伝説のスーパー娯楽アクションがこれです。

 『ブロンズの男』 ケネス・ロブスン・作/野田昌宏・訳 ハヤカワ文庫SF168

Sf0168mini

 正義を愛し超人的な知力体力財力を持ち、スペシャリストの5人の仲間と一緒に巨悪とと闘うスーパーヒーロー。それがこのシリーズの主人公ドック・サヴェジです。1930年代のアメリカの「Doc Savage Magazine」に連載された全181篇のうちの1番目のものがこの本。  多くの人の尊敬を受けていたドックの父親の死の謎から古代マヤ文明の黄金までの冒険を、破天荒な無敵さで走り抜ける痛快な作品です。

 表紙絵はバロン・吉本氏。カラー口絵はカラフルで突っ込み所満載の傑作です。本文も挿画に負けない野田氏の名訳です。

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コメント

おー! バロン吉本氏って寺島令子さんの「墜落日誌」で、ガイナックスの忘年会でガンマン(?)のコスプレで踊る姿が描かれてましたよ。こういう絵を描く方だったのですね。

投稿: まーく | 2008年12月28日 (日) 18時32分

 時代劇とか大人向けの週刊誌劇画で登場するマンガ家だったと記憶しています。表紙絵は挿画よりちょっと手抜きな感じです。
 ちなみにドック・サベッジは映画化されて(「ドクサベージの大冒険」1975)いたそうです。これはかなりコケたらしいですが、アメリカン・ヒーロー物は何度も復活するので、いつか再映画化されるかもしれませんね。

投稿: うさぎ堂主人 | 2008年12月29日 (月) 00時12分

ケネス・ロブスンて個人じゃなくて作家集団のペンネームなんですね。早川の「新・SFハンドブック」をぱらぱらとめくっていたら田中啓文という作家が「ヒーローとしての行き過ぎが予期せぬ笑いを生むという高度なギャグ小説」と絶賛していて、俄然興味がわいてきました(笑)

投稿: まーく | 2009年1月 4日 (日) 19時08分

ドックは幼児の頃から父親に猛訓練をさせられてきたので、超人的な体力とあらゆる芸術・科学における知識を身につけています。今もそのレベルをキープするために毎日2時間ずつ、筋肉・感覚・思考力などの訓練をしているのだそうです(2時間では中学生の部活より短いような気がしますが…)。

投稿: うさぎ堂主人 | 2009年1月 4日 (日) 23時54分

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